フィールドアーチェリー
フィールドアーチェリーラウンド

フィールドアーチェリーラウンドは、山の中や草原など自然の地形を生かして標的を設置したコースを、ゴルフのように回って行射する競技です。弓の形状によってリカーブ、コンパウンド、ベアボウの3部門があります。リカーブ、コンパウンドはアウトドア、インドアと同じ弓具が使用されます。ベアボウ部門の弓は、形状はリカーブと同じですが、サイト(照準器)、スタビライザー(安定器)などのアクセサリーを使用することができず、いわゆる裸弓(Bare Bow)のみを使用することができます。

競技について

部門にって、5mから60mの距離の間に標的が設置され、距離表示があるマークコースと距離表示のないアンマークコースがあります。射ち上げ、射ち下ろしなどは特別なテクニックが必要になります。またアンマークコースではコースの距離を推察し特徴を読み取ってどのように射つかが攻略のカギとなります。

標的の大きさは距離に応じて分かれており、直径20、40、60、80cmの4種類があり、直径の1/5の中心部分が黄色、その外側が黒色の2つの色環帯に分かれます。黄色の部分はさらに2つの得点帯に分かれて中心部分が6点その外側は5点。黒色部分は4つの得点帯に分かれて内側から4点、3点、2点の順で最外側の得点帯が1点になります。マークコース、アンマークコースそれぞれ12標的(または24標的)を4名1グループで1標的に3本ずつ射ちながら回って行きます。

全日本選手権や世界選手権では上記のラウンドが予選ラウンドとなり、部門ごとに一定数の選手が決勝ラウンドに進むことができます。

決勝用に設置された別のマークコースで決勝ラウンドの最初のステージが行われ、上位4名が1対1のマッチ戦を行います。まず、1位vs4位、2位vs3位の対戦で4標的の準決勝を行い、それぞれのマッチの敗者が3位決定戦、勝者が決勝戦のマッチ(4標的)を行います。

世界選手権では、団体戦も実施されており、各国各部門(リカーブ、コンパウンド、ベアボウ)1名ずつの3名でチームを構成し、予選ラウンドの合計点上位8チームが団体戦の決勝ラウンドに進むことができます。その他に動物の形をした標的を射つハンティングを模した3Dアーチェリーもあります。

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