競技について

アーチェリーについて

弓で矢を射ち、標的上の得点を争う競技です。日本では、主にターゲット、フィールド、インドアの3競技が行われています。いずれも2年に1回、世界選手権大会が開かれます。オリンピックでは、ターゲットが実施されます。

        2016リオデジャネイロ・オリンピックのアーチェリー(Archery)について

【種目】	
	男子(2種目) 個人、団体
	女子(2種目) 個人、団体
【出場選手数】  	
	男子・・・64人   女子・・・64人
【ルール】	
	距離は70mで122cm標的面を使用して行う。
	標的面に当たった場合の最低点は1点、外れれば0点。
	
【実施方法】	
●ランキングラウンド	
※個人、団体の対戦相手を同時に決めるためのラウンド	
※矢数は72射、720点満点	
同点の場合 	
	① 10点の数。
	② 10点のさらに内側の小さい円(インナー10)に当たった数で順位を決める。
	③ 10点、インナー10が同数の場合、ディスクトスで順位を決める。
	④ 個人は1位から64位、団体は1位から12位までの順位を決める。
	
●個人戦  	
1. ランキングラウンドで決まった順位により、1位対64位、2位対63位・・・の1対1のマッチ戦で	
    トーナメントを行う。	
2. 1セットは3射で、20秒の制限時間内に交互に射ち、それを5セット行う。	
3. 各セットで得点の高い選手が2セットポイント、同点の場合は共に1セットポイントを獲得し、先に	
    6セットポイントを上げた選手が勝ちとなる。	
4. 5セットを終えた時点で5対5の同点の場合は「シュートオフ」となり、1射を放ち中心に近い選手	
    が1ポイントを獲得し、合計6ポイントとなって勝ちとなる。	
※シュートオフは	
	① 両選手がそれぞれ1射し、得点の高い選手が勝ちとなる。
	② 同点の場合は、中心に近い選手が勝ちとなる。
	③ 中心からの距離が同じ場合は、距離に差が出るまで繰り返す。
5. 準決勝で敗れた選手が、3位決定戦で銅メダルをかけて戦う。	
	
●    団体戦 	
1. ランキングラウンドでのチーム3人の個人得点を合計したものが団体の順位となり、その順位に	
   より、1対1のマッチ戦でトーナメントを行う。	
2. 1回戦は、1~4位はBYEとなり、5位と12位、6位と11位・・・が対戦する。	
3. 矢数は24射(6射×4セット)。1セットは、一方のチームが3射(各選手が1射)した後、交替した	
   相手チームが3射し、これを繰り返して6射する。1セットの制限時間は120秒。	
4. 各セットで得点の高いチームが2セットポイント、同点の場合は共に1セットポイントを獲得し、先に	
   5セットポイントを上げたチームが勝ちとなる。	
5. 4セットを終えた時点で4対4の同点の場合は「シュートオフ」となり、3人がそれぞれ1射を放ち、	
   合計得点の高いチームが1ポイントを獲得し、5セットポイントで勝ちとなる。	
	
※シュートオフは	
	① 両チーム共3人がそれぞれ1射し、合計得点の高いチームが勝ちとなる。
	② 同点の場合は、最も中心に近い矢のチームが勝ちとなる。
	  例:Aチーム(10、9、8点の27点)、Bチーム(9、9、9点の27点)では、Aの勝ち。
	③ 中心からの距離が同じ場合は、2番目(3番目)に中心に近い矢のチームで判定する。
6. 準決勝で敗れたチームが、3位決定戦で銅メダルをかけて戦う。	
	
※団体戦では、ロンドン五輪までは「合計得点制」で競っていたが、リオ五輪からは「セット制」が	
   導入されるので、これまでの「エンド」ではなく、6射の一区切りを個人戦同様に「セット」と呼ぶ。	

オリンピック競技について

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出場者

出場選手数は、男女それぞれ64名(一カ国3名まで)と定められています。オリンピック前年に開催される世界選手権大会が最大の予選となり、ここで一定の人数(2015年のコペンハーゲン世界選手権では35名)が決定されます。この中には、2016年大会の主催国、ブラジルの3名が含まれます。
リオデジャネイロ・オリンピックに関しては、2016年の春までに開催される大陸選考大会等で、さらに26名が決定されます。最後の残り3名は、これから発展が見込まれる国の選手に振り当てられます。一般にワイルドカードと呼ばれる選手枠です。

競技
  1. ランキングラウンド

    予選は行われないので、マッチ戦の対戦相手を決めるためのラウンドです。70mラウンド(70mで122cm標的を使用して72射)を行い、全選手の順位を決定します。これにより、1位対64位、2位対63位など、決勝ラウンドの初戦の対戦相手が決まります。 決勝ラウンドは、個人戦、団体戦ともに、射距離は70mです。


  2. 個人戦

    決勝1回戦からゴールドメダルファイナルまで、6回のマッチ戦すべてに勝利した選手がゴールドメダリストとなります。準決勝戦で敗れた選手は、ブロンズメダルマッチを戦います。
    競技は、世界選手権大会のリカーブ個人戦と同じセット制(3射×5セット)ですが、世界選手権と異なり、全マッチが個別の交互射ちで行われます。1射の制限時間は20秒です。


  3. 団体戦

    リオデジャネイロ大会には、12カ国が参加します。ランキングラウンドでの3選手の合計点でチームの順位が決定され、これにより、マッチ戦の組み合わせが決められます。
    団体のマッチ戦は、世界選手権と同じセット制(6射×4セット)で行われます。この方式は、オリンピックではリオ大会で初めて実施されます。 1セットは、一方のチームが3射(各選手が1射)した後、交替した相手チームが3射し、これを繰り返して6射します。1セットの制限時間は120秒です。

    • セット・ポイント
      高得点の選手(チーム)が2ポイントを獲得し、同点の場合は、両選手(チーム)に1ポイントが与えられます。
    • タイブレーク
      同ポイントで全セット(個人戦は5セット、団体戦は4セット)が終了した場合、個人戦は1射、団体戦は3射(各選手1射)のシュートオフを行い、勝者に1ポイントが与えられます。

第31回リオ・オリンピック出場枠選考方法について(WA世界アーチェリー連盟)

A. 実施競技種目(4種目)
  1. 1.
    男子競技個人戦 / 団体戦(2種目)
  2. 2.
    女子競技個人戦 / 団体戦(2種目)
B. 出場競技者数
  1. 1.
    アーチェリー競技の出場者数
     選考会枠主催国枠三者委員会枠合 計
    男 子583364
    女 子 583364
    合 計 11666128

  2. 2.
    1か国(NOC)からの最大出場者数
     出場者数 / NOC種目による出場者数
    男 子3団体戦出場のNOCは、個人戦にも3競技者が出場する。個人戦出場のNOCは、1競技者だけが出場する。
    女 子 3団体戦出場のNOCは、個人戦にも3競技者が出場する。個人戦出場のNOCは、1競技者だけが出場する。
    合 計 6

  3. 3.
    出場枠の帰属
    出場枠は、NOCに与えられる。

C. 競技者の出場資格

全競技者は、現行オリンピック憲章の規定に従わなければならず、オリンピック憲章に従った競技者のみがオリンピック競技大会への参加を許される。この中に、オリンピック憲章、規則41(競技者の国籍)を含む。


WAの定める追加資格

リオ2016オリンピック競技大会出場には、全競技者は以下の資格を必要とする。

  • 2015年7月26日から2016年7月15日までの間に、WA公認競技会で、標準記録(Minimum Qualification Score: MQS)を達成すること。
  • 男子  70mラウンド 630点
  • 女子  70mラウンド 600点

WAは、申請された全競技者のMQS達成を確認する。WA常任理事会は、競技者のMQS達成の適否を最終決定する。

  • 三者委員会枠を認められた競技者は、2016年7月1日までにMQSを達成しなければならない。
D. 出場枠の選考方法

選考は、下記競技会の順番に従って行なう。
団体の選考(男子、女子共通)

枠 数選考競技会
24
(8チーム)
2015年世界アーチェリー選手権大会(WAC)7月26日~8月2日
団体戦(24人枠)8チーム デンマーク/コペンハーゲン
2016年オリンピック主催国を除き、WAC団体戦上位8チームが3出場枠を獲得する。ブラジルが8位以内に入った場合、以下の手順により、第9位のチームを決定する。
9位~16位のチームにより順位決定戦を実施し、最終順位を決定する。
9
(3チーム)
最終世界団体選考競技会(FTQT) FTQT上位3チームが出場枠を獲得する。
WACで団体枠を獲得できなかった全NOCのため、選考期間の最終時期にFTQTを開催する。FTQTで出場枠を獲得した3 NOCのいずれかが、すでに個人枠を獲得している場合、その枠は最終世界個人選考競技会に追加する。NOC(加盟国協会)の経費節減のため、FTQTは2016年ワールドカップ(トルコ・アンタリア大会)の日程中に実施する。
3 主催国

個人の選考(男子、女子共通)

枠 数選考競技会
8世界アーチェリー選手権大会(WAC)7月26日~8月2日
個人戦(8人枠)デンマーク/コペンハーゲン
団体戦で枠を獲得できなかった国の競技者のうち、上位8位のNOCに8出場枠を与える。ただし、1 NOCに1枠までとする。必要に応じて、9位~16位、17位~32位、33位~64位の競技者により順位決定戦を実施し、最終順位を決定する。
14 大陸選考競技会(CQT)11月1日~8日 タイ/バンコク
WACで出場枠を獲得しているNOCから、同性の競技者はCQTに出場できない。
競技者は、所属する大陸以外のCQTに出場できない。
2014年12月31日までに、WAは各大陸でのCQTを認定する。各CQTでの個人マッチ戦の最終順位により、男女それぞれ、1 NOCに1出場枠を限度として、以下の出場枠を割り当てる。
3出場枠を、ヨーロッパ、アフリカ、アジアおよびアメリカに。2出場枠を、オセアニアに。
CQTが大陸選手権大会と併催される場合
競技者出場資格はWA規則が適用される。WACで当該大陸が出場枠を獲得している場合、CQTは大陸選手権とは別の競技会として実施し、1NOCにつき3競技者が出場できる。
大陸選考競技会が実施されない場合
CQTを開催しない大陸が生じた場合、以下により、その大陸枠はWA常任理事会が配分する。
  • 1枠は、WACの次順位競技者のNOCに与える。
  • 2枠(ヨーロッパ、アジア、アメリカ、アフリカ)および1枠(オセアニア)は、WACの結果に基づき、WA常任理事会がその大陸で派遣を希望するNOCに与える。競技者は、MQS達成について、WA常任理事会の承認を得なければならない。
3 最終世界個人選考競技会(FIQT)
FIQTの上位3競技者が出場権を獲得する。FIQTは、男女ともにそれまでの選考会で出場枠を獲得していない全NOCのため、選考期間の最終時期に開催する。各NOCは、男女とも1枠を獲得できる。NOC(加盟国協会)の経費節減のため、FIQTはワールドカップ(トルコ・アンタリア大会)の日程中に実施する。
主催国の出場枠

主催国には自動的に男女それぞれ3出場枠を与える。ただし、2015年のWACに各3競技者が出場することを条件とする。

以下、省略