競技について

アーチェリーについて

だれでも気楽に楽しめる アーチェリー

弓を引き、的を狙い、弦を放す。そして、矢の当たったところで点数が決まる。 このように、アーチェリーはシンプルなスポーツです。しかし、その一方、さまざまな知的作業が含まれることでも人気。たとえば、風が吹いているときは、 風がどのくらい矢飛びに影響するかを考えなければなりません。野山を歩き回るフィールド競技には、的までの距離を自分で判断しなければならないラウンドもあります。
アーチェリーのもうひとつの魅力は、年齢や性別を問わず、だれでも気軽に楽しめるところ。実際、アーチェリーは生涯スポーツとしても人気が高く、自分の体格や腕力に合った道具を使用すれば、子どもやお年寄りでも、気軽に楽しむことができます。一方、全日本選手権大会や国体、さらにはオリンピックや世界選手権大会など、競技スポーツとして楽しむ人も多くいます。

アーチェリーの歴史

アーチェリーは、紀元前2万年(旧石器時代) 頃、狩猟のために弓矢を使用したのが始まりとされています。そして、その後、人間同士の争いの道具、つまり武器として使用されるようになりました。いまのようにスポーツとして確立されたのは、16 世紀にイギリスの王ヘンリー8世が、アーチェリーのコンテストを開催したのがきっかけでした。日本でアーチェリーが本格的に行われるようになったのは、1950年代後半に入ってから。その歴史は、まだまだ浅いものと言えます。

アーチェリー用具とは

アーチェリーには、いろいろな道具があります。大事なことは、自分の体力・体格に合った道具を選ぶこと。上達の度合いに合わせて、揃えていきましよう。


  1. 弓(ボウ)
    オリンピックや国体などで使われるリカーブボウと、弓の上下に偏心滑車の付いた コンパウンドポウがある。

  2. 弦(ストリング)
    超高分子量ポリエチレン繊維の弦が一般的で、それを何本かより合わせて作られて いる。弓の強さや長さに応じて、ストリングの太さと長さを変える。

  3. 矢(アロー)
    アルミニウム合金製やカーボン製。体格や弓の強さ、技術に合わせて、矢の長さや太さを選んで使用する。

  4. グラブ・タブ
    弦の擦から指を保護し、リリース(矢を放つこと)を滑らかにする。リカーブボウ用。

  5. アームガード。
    弓をもつ押し手の内側を、弦の返りから保護するためのもの。度革やプラスチックで出来ている。

  6. クイーパー(矢筒)
    矢以外にも、スコアカートなど小物類を入れて使用する。

より楽しく射つために 安全のための知識

アーチェリーの矢のスピードは装備や弓の強さにもよりますが、だいたい時速200~230㎞くらいになります。その衝撃力は、厚さ5ミリの鉄板を打ち抜くほどです。アーチェリー は、紳士淑女のスポーツ。スポーツとしてむしろ、安全のためのマナーは守らなければなりません。


  • いかなる場合でも、人に向かつて弓を引かない。
  • 射つ人の前方、 または前側に立たない。
  • ターゲット付近に人がいないか、確認の上、発射する。
  • 他の人が射っている最中に、決してターゲットに近づいてはならない。
  • 空に向かつて射たない。
  • 自分のドローレングスより、短い矢を引いてはならない。
  • 矢がアローレストから落ちたら、 元に戻して引き直す。
  • 矢をつがえずに、空射ちしてはいけない。
  • 他の人が射っている間は静かにする。
  • 身体にビッタリ合った服装をする。
  • ストリングが、 ボタンや衣服等に引っかからないように注意する。
  • プレーの前には、十分に弓具の点検をする。
  • 矢を抜くときには、後ろに人がいないことを確認して行う。
  • 許可なく、他の人の弓に触れたり引いたりしてはいけない。
  • 矢探しをするときは、後続のグループにわかるように、的前に弓を立てておく (フィールドの場合)。