連盟について

アンチドーピングガイド

アンチドーピングガイド 2017年度用

公益社団法人全日本アーチェリー連盟所属の競技者のアンチ・ドーピング

(この内容は2017年1月1日から2017年12月31日まで有効です)


競技を行う上で、全ての薬(服用、塗布、湿布、点眼、注射、吸入等)、サプリメント類の使用がいつも禁止されているわけではありませんが、まずは健康な身体を維持することが一番です。必要に応じ利用可能な薬を使ったり、使用する場合でも処置方法が決まっています。十分理解した上で、必要最小限の処方、服用、使用を行って下さい。 「世界アンチ・ドーピング規程」は毎年内容が改められています。2017年1月1日からも世界アンチ・ドーピング機構「検査及びドーピング捜査に関する国際基準」などの改訂が加えられます。また、新たに変更・実施が加えられる点もあり、本ご案内にも随時変更・修正を行うことがありますのでご注意下さい。


競技会検査について


    1. 国際競技会での適用: WA(World Archery)の国際競技大会は、世界および大陸選手権大会、オリンピック競技大会、世界ランキング大会、オリンピック予選大会(大陸予選トーナメント)、主要競技大会機関のアーチェリー競技、その他WAが運営主体あるいは競技役員をつとめる競技会においては、世界アンチ・ドーピング規程およびWAドーピング防止規定に基づいて検査が実施されます。

    2. 国内競技会での適用: 全日本アーチェリー連盟主催の会員、加盟団体の会員、クラブ、チーム、団体およびそれらによって組織され、開催され、または認定された活動に何らかの形で参加する者に対し、日本アンチ・ドーピング規程(日本アンチ・ドーピング機構<以下JADAと示す>ホームページhttp://www.playtruejapan.org/より入手可能)に基づき、競技会内でドーピング検査が行われます。

    3. ドーピング検査は、競技会の一部として実施されており、ドーピング検査が終了した時点で競技会が終了したことになります。ドーピング検査は、規程に定められた検体の提供が完了した時点で終了となり、原則として中断されることはありません。そのため、競技会終了後の移動の手配については、自分自身がドーピング検査の対象となる可能性を十分に考慮し、変更可能なチケット等を手配するなどの対応をお勧めします。ドーピング検査が理由で発生した交通機関のキャンセル料および宿泊料は、全て自己負担となりますので注意が必要です。

    4. ドーピング検査の対象となった競技者は、競技終了後、通告を受けます。通告者(ドーピング検査員、シャペロン)の指示に従って下さい。尿もしくは血液の検体提供の拒否、または回避することは違反行為とされます。 検査の過程はJADAホームページの「FOR THE REAL CHAMPION → アスリートに必要な手続き → ドーピング検査手順(尿検査、血液検査)」をご参照下さい。

    5. 故意、不注意に関わらず、禁止物質が検体から検出された場合には、「アンチ・ドーピング規則違反」となります。競技者は、自分自身が摂取・使用(クリーム等皮膚に塗るものを含む)するものについて注意して下さい。 競技支援要員(コーチ、トレーナー、医師、家族等)の方も、競技者に渡す薬、食物等について十分注意して下さい。

    6. 市販の総合感冒薬の大多数、小青竜湯、葛根湯などに禁止物質(競技会における検査に限る禁止物質)が含まれています。競技前は使用しないで下さい。また、その他の市販薬にも競技会における検査での禁止物質が含まれていることがあります。

    7. 使用するお薬について、使用可能薬であるか、禁止物質の混合された薬であるかの判断・相談先として、別添の日本薬剤師会(http://www.nichiyaku.or.jp/)ホットラインの一覧表にある各県の薬剤師会に対し、同じく同会指定のFAXシートに必要事項を記入し問い合わせることでアドバイスを得ることができます(必ずFAXで問い合わせて下さい)。また、薬剤師スポーツ・ファーマシストへの相談によりアドバイスを得ることもできますし、JADAホームページの「FOR THE REAL CHAMPION → プロに教わる正しい薬の知識 → 薬についての問い合わせ」もしくは「トップページ → スポーツ・ファーマシスト検索」をご参照下さい。

    8. サプリメント類については、製造、販売者は全ての内容物を表示することに対する義務はありません。そのため、サプリメントを摂取する際には禁止物質が含まれている可能性も含めて、完全な自己責任となります。サプリメント摂取については、くれぐれも注意が必要です。特に海外の製品については、成分が未記載のものが多く危険性が高いので注意して下さい。

    9. アーチェリー競技ではアルコール(エタノール)は禁止物質のため、競技大会期間中および競技前に摂取してはいけません。アンチ・ドーピング規則違反が成立する閾値は、血中アルコール濃度で0.10g/L(呼気中濃度0.05mg/L)です。血中アルコール濃度が35mg/mLを超えると精神運動障害が発現し、精緻で複雑な運動調整機能の障害やバランスの維持が不安定になり、反応時間や運動能力が低下します。 (公社)全日本アーチェリー連盟の安全規定(第9章第15節)上からも、競技中はもちろんのこと、練習中においても飲酒は許されておりません。

    10. 世界アンチ・ドーピング規程の禁止表国際基準では、酸素カプセルなどの使用、酸素自体の補給(高濃度酸素)は禁止されないことが明確にされています。

    11. ドーピング検査の行われる国内外の競技会に出場する競技者で、Ⅰ及びⅡに該当する方は以下をご参照下さい。

      • I.何らかの病気やケガで病院・診療所などから継続して薬の処方を受けている競技者
      • II.競技直前(競技前7日間)に病院で受診する競技者
      • 禁止表には、禁止物質および禁止方法が定められています。治療を受ける際は、治療内容等を主治医の先生とよく相談してから治療を受けましょう。
      • また、薬の処方を受ける際は、主治医の先生に禁止表等を提示し、禁止物質ではない薬を処方してもらいましょう。
      • 必要に応じ、「治療目的使用に係る除外措置(TUE申請書)」を入手し、主治医の先生に必要事項を記入してもらい、指定された提出先に提出して下さい。なお、書式の入手先および提出先は競技レベルにより異なりますので、不明な場合は連盟事務局、JADAに確認して下さい。
      • TUE申請は治療に先立って行う必要があり、かつ、出場する競技会の30日前までに行う必要があります(緊急時は除く)。
      • 主治医の先生に診断名、使用物質(薬剤)名、使用量・頻度、医師の名前、連絡先を確認し、控えを取っておいて下さい。また、その情報を競技会に持参して下さい。
      • また、ドーピング検査日から7日前までに使用した薬物およびサプリメントの申告も求められます。


ドーピング検査に関する20歳未満(未成年)競技者の親権同意書の提出について


2015年1月1日より施行される世界アンチ・ドーピング規程の検査及びドーピング検査に関する国際基準により、18歳未満の競技者を未成年と規程しております。しかしながら、競技者の同意書の作成、ご提出に関しては、競技者と競技団体との契約という要素が含まれるため、民法に則り20歳未満を未成年とし、競技主催組織(全日本アーチェリー連盟)が20歳未満の競技者の親権者よりドーピング検査実施に関する同意書のご提出をお願いすることとなりました。本件は20歳未満の競技者本人及び親権者へ十分な説明をすることで、20歳未満の競技者を守るという観点から起案されたもので、2015年1月1日現在で20歳未満の競技者の親権者におかれましては同意書の作成、ご提出をお願い致します。尚、親権者が替わった場合、再度新たな親権者から同意書を提出して頂く必要があります。また、この同意書は、一度提出されると、対象選手が20歳以上になるまで有効とされます。
該当する会員の方々におかれましてはご面倒をお掛けしますが、速やかにご対応頂けますようお願い申し上げます。


【アンチ・ドーピング関連情報の入手先】



【各種薬剤の使用の可否】



【文書作成に当たって】


本文、資料は、(公社)日本薬剤師会、(公財)日本水泳連盟、(公財)日本アンチ・ドーピング機構、(公財)山口県 体育協会(ドーピングコントロール便利帳(2010.改訂版)等の情報、資料を参照、引用し、作成されています。 本文の文責は公益社団法人全日本アーチェリー連盟にあります。


2017年禁止表国際基準変更についてのご案内


世界アンチ・ドーピング規程の「2017年禁止表国際基準」改定にあたり、いくつかの注意点が掲載されましたのでご案内します。「2017年禁止表国際基準」改訂内容は、日本アンチ・ドーピング機構のホームページで確認することができます。

栄養補助食品においても諸外国では禁止物質の含有が報告されています。海外の医薬品、栄養補助食品等の個人輸入等は充分注意して下さい。

治療を受ける前には、医療関係者、薬剤師等に薬剤の使用、内容物について必ず相談して下さい。


薬、サプリメントならびに禁止物質の確認用サイト